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フランス政府は、郵便物数の激減で大幅な赤字に陥っているラ・ポストに対し、2022年から年間5億ユーロ超の補助金を支給することを決定した。
 
ラ・ポストは、これまで政府の補助金なしでユニバーサル・サービスを提供してきたが、2018年以降は赤字が続き、特に2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、赤字額は11億ユーロに膨らんだ。フランス政府は、今後数年にわたり年間赤字額は10億ユーロ台で推移すると予測している。
 
2020年度にラ・ポストの郵便事業は、あて名付き郵便物の通数が18％減少した影響で収益を13％減らし、14億2,500万ユーロの赤字を計上した。
　この政府補助金は今後、欧州委員会の承認を得る必要がある。