2021.07.01
【デンマーク】デンマーク・ポスト、少なくとも2023年まで郵便事業を継続
ポストノルド・グループ傘下のポストノルド・デンマークは、デンマーク政府との話し合いで契約延長に合意したことから、少なくとも2023年まで同国で郵便事業を継続することになった。
デンマーク運輸省は5月31日に発表した声明で、ポストノルド・デンマークと政府が郵便配達業務契約を延長することで合意したと認めた。
ベニー・エンゲルブレヒト運輸相は、郵便配達は、政府が責任を負わなければならない重要な社会的職務だと述べ、さらに、デンマークではまだ多くの国民がデジタルに移行しておらず、紙の郵便物に依存している。そのため、政治的合意に向けた取り組みが続く間も、国民が安心して郵便物を受け取れるよう、政府はデンマーク・ポストとの郵便配達業務契約を延長したと明らかにした。
デンマーク政府は2011年9月、2015年までに政府機関・地方自治体・公共機関からの連絡をすべてデジタル化し、紙ベースの郵便物の利用を完全に取りやめることを決定した。