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米国郵便庁（USPS）の監察長官室（OIG）は、新型コロナがUSPSの財政に及ぼした影響について報告書を発表した。

コロナ禍にUSPSは、重要インフラの一部として郵便物の配達を続けてきたが、新型コロナの流行は今も続いており、予想できない影響をUSPSの財政に与えている。

新型コロナの流行は、以前からあったUSPSの財務流動性に対する懸念を強めたが、OIGはその影響が必ずしもマイナスなものだけではなかったと指摘。新型コロナに起因する費用は増加したが、2020会計年度後半は荷物量・売上の増加で短期的な財務流動性は改善した。

2020会計年度末の売上高は新型コロナの影響が織り込まれた予想を29億～60億ドル上回る731億ドルだった。売上増は今も続く予測困難な荷物量の増加によるところが大きい。