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物流ワールドニュース

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海外主要国及び国際機関等における物流・郵便事業に関する最新の情報を定期的にホームページに掲載していきます。

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2021.05.17

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  • カナダ

【カナダ】カナダ・ポスト、経営状況好転のために「金融サービス」拡大を検討

カナダ・ポストによると、2020年度の損失総額は7億7,900万カナダ・ドルに上り、全国に6,026ヵ所ある郵便局のほぼ半分は赤字となった。この状況を改善するため、カナダ・ポスト経営陣は金融サービスの拡大を検討している。

カナダ・ポストの郵便局網は全国を網羅しているが、これを維持するためのコストが増え、半数近くの郵便局が不採算となっている。カナダ・ポストが持つ郵便局の内、約3,700ヵ所は直営で、2,300ヵ所以上は委託局が運営するもの。

カナダ・ポストとカナダ郵便局長・アシスタント協会は、50万カナダ・ドルを投じて金融サービス提供の可能性を調査することで合意しており、2021年中に提言を行うことを予定している。

カナダでは、1968年に郵便貯金制度を廃止。カナダ・ポストは現在、郵便為替、国内・海外送金、インターネットを通じた請求書支払いなどの金融サービスを提供している。