2020.10.13
【フランス】コリッシモ、配達未達率低下に向け新たな方策を導入
フランスの郵便事業体ラ・ポストの小包事業「コリッシモ」は、5月11日のロックダウン解除後に小包の取扱数が急増し配達未達率が上昇したことを受け、未達率を低下させるための新しい方策を導入した。
ロックダウン解除後、コリッシモの1日あたり小包取扱数は、解除前の120万個から170万個に跳ね上がり、最も多い日には200万個に達した。それに伴い、6月から7月上旬にかけて、コロナ禍以前は1%(1日あたり約2万個)だった配達未達率が2%に上昇した。
ラ・ポストは、改善策として、1回目の訪問で配達を完了できなかった小包について、次回の訪問日を電子メールで通知し、当日には、配達予定時間帯をメール送信するようにした。また、受取人が配達日時を調整したり、配達場所を指定できるようにもした。さらに、取引先のEコマース事業者に、小包のサイズが標準的な郵便受箱に投函できる大きさになるよう協力を要請した。