2020.05.13
【英国】Ofcom、ロイヤルメールの週6日配達義務違反に罰則を適用しない方針
英国情報通信庁(Ofcom)は、英国の郵政事業体であるロイヤルメールが全世帯への週6日配達を維持できなくても、罰則は適用しない方針を明らかにした。
ロイヤルメールは、サービス水準が低下している理由として、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、従業員の約20%が欠勤していること、安全対策不足に抗議するストライキが複数の郵便施設で起きていることを挙げた。
週6日配達は、ロイヤルメールが法的要件として課されたユニバーサル・サービス義務で、違反すれば、Ofcomはロイヤルメールの売上高の最大10%相当を罰金として徴収できる。しかし、Ofcomは、現在の新型コロナウイルス危機のもとでは、こうした罰金を適用しない意向を示した。