2020.03.30
【ドイツ】ストリートスクーター創設者、買い戻しに向けドイツポストと交渉
ドイツの電気自動車メーカー、ストリートスクーター社の共同創設者であるギュンター・シュー教授は、現所有者のドイツポストDHLグループがストリートスクーターの車両生産中止を決めたことを受け、同社を買い戻す準備を進めていると明らかにした。
シュー教授は2010年に、ストリートスクーターをアーヘン工科大学の起業プロジェクトとして立ち上げ、2014年にドイツポストに売却した。同教授は「ドイツポストの経営陣は、ストリートスクーター社が十分に発展するだけの投資を行ってこなかった」と批判しており、買収に向けた交渉を進めているとした。
ドイツポストは現在、ストリートスクーター1万台と充電スタンド1万3,000基を運用しているが、2019年にストリートスクーター社が1億ユーロの損益赤字を出したことを受け、同社の車両生産を打ち切ることを決めた。