2019.10.08
【米国】加州知事、ギグワーカーを従業員とする法案に署名
配車サービスやフード宅配サービスなど、インターネットで単発の仕事を請け負う労働者は「ギグワーカー」と呼ばれているが、米カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は9月18日、企業に対しギグワーカーを独立した請負労働者ではなく従業員として扱うよう義務付ける州法案「AB-5」に署名した。
こうしたギグワーカーには、最低賃金や福利厚生が保障されず、不当な扱いを受けているとして批判の声が挙がっていた。「AB-5」の下、カリフォルニア州内で独立した請負労働者を利用するすべての企業は、自社で働く労働者が個人請負労働者ではなく、従業員であることを判断するテストが義務付けられる。「AB-5」は2020年1月1日に施行される予定。