2019.10.08
【ドイツ】独内閣、配送ドライバーの権利を保護する法案を閣議決定
ドイツ内閣は9月18日の閣議で、配送ドライバーの権利を保護するための法案を承認した。
法案は、物流会社や通販会社に対し、下請け配送業者がドライバーの社会保障費を負担することを義務付けるもの。下請け配送業者のドライバーには、ウクライナなどの中東欧諸国出身の労働者が多く、安い賃金で働かされた上、社会保険料が支払われていない等、労働法違反の疑いが指摘されていた。
法案を提出したフーベルトゥス・ハイル連邦労働社会相は、物流業界にとって繁忙期となるクリスマス前の法制化を期待していると述べた。