2019.06.06
【ブラジル】ボルソナーロ大統領、ブラジル・ポストの民営化にゴーサイン
2019年4月、ジャイール・ボルソナーロ大統領が方針転換し、ブラジル・ポストの民営化を検討する方針を明らかにした。ブラジル・ポストの売却が現実のものとなった。
ブラジル・ポストは1663年を創立起源とする老舗であるが、1969年に国営化され、今日に至っている。
政府関係者によると、ボルソナーロ大統領は、サービスの高度化や市場ニューズの変化に迅速に対応できるようにするため、ブラジル・ポストの民営化は避けられないとしている。ただし、民営化ロードマップなど詳細は明らかにしていない。
一方、ブラジル・ポストのジュアレス・クーニャ社長は、ブラジル・ポストは全国にサービスを提供するための社会的役割を担っているとし、ブラジル・ポストの民営化には断固反対するとしている。
(中南米経済情報 2019年5月6日等)