2019.06.06
【ロシア】ロシア・ポスト総裁、投資計画や株式会社化について言及
ロシア・ポストのニコライ・ポドグソフ総裁はプーチン大統領との会談で、今後2年間に約340億ルーブルを物流事業に投資すると発言。ロシア・ポストは、インフラの現代化、サービス品質の改善に取り組んでおり、2018年に3,000を超える郵便局の改善を行い、新たに2カ所の物流施設を建設した。今後もこのペースで改善を続ける予定だという。
また、ロシア・ポストとVTB銀行との合弁会社であるポストバンクについて、2018年に農村部を中心にポストバンクの支店を1万5,000店に増やした。農村部での金融サービスに対する需要は高まっており、支店網の拡大を急いでいる。
更に、ロシア・ポストの株式会社化に関して、プーチン大統領が2018年6月にロシア・ポストの株式会社化関連法に署名したことを受け、政府と協力し、ロシア・ポストの組織再編計画を実施しているとし、2019年10月1日までに100%国有の株式会社が誕生する予定だとした。
(CEP Research 2019年3月27日等)