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物流ワールドニュース

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2018.04.09

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【米国/ドイツ】DHL、米国内小包配達市場に再参入

 DHL eコマース部門は米国で、新しくオンライン小売販売業者向けの高速かつ柔軟なサービス「パーセル・メトロ(Parcel Metro)」を開始した。これは消費者の即日/翌日配達サービスへの需要の増加に合わせたもの。
 「パーセル・メトロ」は、DHL eコマースが地元の契約宅配会社やアプリを通じて募集した運転手を使い、「仮想配達ネットワーク」を構築して、注文から短時間で商品を配達する。
 利用者は、オンラインやモバイル上で、リアルタイムで出荷を追跡し、宅配人に指示やスケジュール変更を伝えることもできる。
 この新サービスは、シカゴ、ニューヨーク、ロサンゼルスで提供が開始され、年内には、ダラス、アトランタ、サンフランシスコ、ワシントンDCにも拡大し、今後数年以内にさらに提供地区を追加していくことを計画している。
(DHL 2018年3月15日等)
 
(ひと言)
 ドイツポスト傘下のDHLは、2008年に米国急送市場から撤退。米国市場撤退後は、国際配送事業に注力しており、米国向けに到着した国際小包については、国内21か所に維持していたDHL eコマースの倉庫からの国内配達をUSPSに委託していた。
 DHLは、eコマースの普及に引かれ、米国内の小包配達市場への再参入を図り、ここ10年間はUPS、FedExの2社が支配してきた同市場に新たな競争をもたらそうとしている。
なお、今回発表された、人口の多い都市部での小包配達サービスは、Amazon.comも同様の取組みを推進している。