2018.01.08
【スイス】スイス・ポスト、配達ロボットの実用化は法的理由で当面不可能と説明
スイス・ポストが国内で行っている、スターシップ・テクノロジーズ(Starship Technologies)の配達ロボットの実証実験(人が付き添う形で行われているもの)は順調に結果を出しているが、法的な理由により、まだ同国で実用化できない。
スイス・ポストは、「将来、このロボットをスイス国内で監視人をつけずに運用するためには、自律走行させる実験を行う必要がある。しかし、我が国では法的枠組みにより、現在、自律走行の実験を行うことはできないので、ロボットを製造したスターシップ・テクノロジーズは、世界中の様々な場所で、完全自動走行の研究結果を集めようとしている」と説明した。
(Swiss Post 2018年1月26日等)
(ひと言)
2017年10月中旬から2018年1月にかけての実験期間中(実証実験パートナーはコンタクトレンズのネット小売業者Discountlens.ch)に、スイス・ポストの配達ロボットは約200回の走行(走行距離800km)を無事故でこなした。このロボットは基本的に自立走行型だが、法的・実用的な理由により、実験は人が付き添う形で行われている。