2017.11.28
【スウェーデン/デンマーク】ポストノルド、22億スウェーデン・クローナの資金調達
ポストノルドが、デンマーク事業の改革に向け、22億スウェーデン・クローナの資金を確保したと発表した。この資金調達は、ポストノルド、スウェーデン政府、デンマーク政府の3者間で合意を得た。
この合意により、デンマーク政府はユニバーサルサービス確保のための資金として15億3,300万スウェーデン・クローナを拠出するほか、ポストノルドへ2億6,700万スウェーデン・クローナを出資する。ポストノルドに対しては、スウェーデン政府も4億スウェーデン・クローナを出資する。
「今回の合意により、当社は新たな活力を得て、デンマーク事業の改革を再開できる。最近発表されたスウェーデンの郵便規制の修正とともに、この資金調達は、当社の継続的な安定と戦略的開発の基盤を構築する礎となる」と、ポストノルドは述べた。
(Postnord 2017年10月20日等)
(ひと言)
デンマークでは、ポストノルドの事業が破産する可能性もあったため、これに備えて、デンマーク国内で郵便配達が確保されるための法案が提出されていたが、デンマーク政府は、今回の資金注入を受け、新郵便法案の審議を打ち切ると発表した。