物流ワールドニュース

　オランダの民間郵便大手サンド（Sandd）はDHLと提携し、オランダ国内のDHL小包取扱店「DHLサービスポイント（DHL Servicepoint）」で書状を引き受けるサービスを開始した。
　ポストNLとの新たな競争に挑むサンドは、法人客だけでなく個人客にも自社の週2回郵便配達サービスを利用してもらおうとしており、ポストNLの普通書状料金78セントを下回る、全国初の60セント切手を発売した。
　「DHLサービスポイント」を「店舗内店舗」の形で運営している提携先小売業者の多くは、小包発送・受取サービスのほかにも様々な商品を提供している（DHLサービスポイントは、ガソリンスタンドやスーパーマーケット、タバコ屋、ビデオショップ等に設置されていることが多い）。
（Sandd 2017年10月6日、16日等）

（ひと言）
　サンドは、オランダで100g以上の郵便市場が開放されたことを受け、2000年に設立された、ポストNLの最大のライバル会社。2011年にドイツポストDHLのオランダ国内郵便子会社セレクトメールを買収している。