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物流ワールドニュース

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海外主要国及び国際機関等における物流・郵便事業に関する最新の情報を定期的にホームページに掲載していきます。

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2017.10.19

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【UPU】万国郵便連合(UPU)、第2回「世界CEOフォーラム」をモスクワで開催

 万国郵便連合(UPU)が企画し、ロシア・ポストが主催者となって9月17~19日に開催された「世界CEOフォーラム」では、約60の郵便事業体のCEOたちが「多次元の成長を主導する:郵便戦略の方法と理由(Leading multidimensional growth: the hows and whys of postal strategy)」をテーマに語り合った。
 今年のフォーラムは、郵便事業体をとりまく世界環境を検証し、郵便事業体が現在、利用者のニーズにどのように応えているかを検討し、最終的に、それぞれの郵便事業体が実施可能なビジネスモデルを決定するというプロセスを明らかにした。
 CEOたちは、討論の中で、政府の投資や郵便インフラがないまま、一部の赤字サービスを提供するよう政府から圧力をかけられていること、さらには、資本の管理を制限されていることが、サービスの改革を難しくしていることを指摘した。また、改革の必要性に対する従業員の認識向上が課題になっているとの意見も出た。
(UPU 2017年9月20日等)

(ひと言)
 こうした課題に対し、参加者たちは、解決策を検討した。例えば、「郵便事業体は、政府と協力しながらユニバーサルサービス義務を再定義するとともに、持続的な社会経済のための重要インフラとしての認識を高めること」や、「再訓練や職位新設などの方法で、改革のプロセスに従業員をもっと取り込み、彼らに郵便事業体内の変化の支持者になってもらうこと」などの提案があった。