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物流ワールドニュース

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海外主要国及び国際機関等における物流・郵便事業に関する最新の情報を定期的にホームページに掲載していきます。

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2017.08.23

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  • オランダ

【オランダ】ポストNLは大量差出翌日配達郵便へのアクセス提供を継続

 企業や団体は、大量差出郵便の翌日配達サービスを受けるにあたり、今後も引き続き複数の郵便会社から契約先を選ぶことができる。消費者保護・市場監督局(ACM)は、ポストNLが引き続き、自社の仕分け・配達ネットワークへのアクセスを他郵便会社に認めなければならないという決定を下した。これにより、国内の一部地域でのみ郵便配達を行う地域郵便会社は、今後、大量差出郵便の全国翌日配達サービスを提供することもできるようになる。
 ACMは、商用郵便物の翌日配達に関する市場分析の結論をもとに、今回の決定を行った。この決定をもって、ACMは、ポストNLの大量差出郵便翌日配達ネットワークへのアクセスを確保するという立法府の意向を8月1日付で実行に移す。
(ACM 2017年7月27日等)

(ひと言)
 これを受け、ポストNLは、第2四半期の決算発表時にヘルナ・フェルハーヘンCEOが以下のように述べた。
 「ACMは最近、8月1日付で発効する<著しい市場支配力(SMP)>に関する決定を公表した。ACMは当社に対し、大量差出翌日配達郵便市場で営業する郵便事業者に当社のネットワークへのアクセスを認めること、そして、ネットワークへのアクセス要件、料金、透明性を規定することを求めている。当社は11月1日までに、他郵便事業者が当社のネットワークを利用する際の料金・条件案を公表し、ACMの承認を仰がなければならない。このSMPに関する決定が実施されることにより、当社は年間3,000万~5,000万ユーロの財政的影響を受けると予測している。全面的な影響が出るのは2019年度になるとみられる」