物流ワールドニュース

　DHLイーコマース（DHL eCommerce）がベトナムで国内配達サービスを開始した。
　このサービスは、全国にハブ（物流基地）とデポ（配送拠点）を戦略的に配置して、各ハブを航空・道路輸送網で結び、バンとオートバイで配達を行うことで、ホーチミンやハノイなど主要都市での翌日配達を可能にする。
　ネット小売業者はDHLイーコマースのポータルサイトで、代金引換の配達サービスを簡単に依頼できる。消費者も、DHLの「オープン・ボックス・デリバリー（Open Box Delivery）」サービスのおかげで、商品を受け取った時点で箱を開けて中身を確認し、必要ならば返品することができる。
（DHL 2017年7月17日等）

（ひと言）
　DHLは1988年からベトナムで営業している。
　DHLイーコマースは、DHLの子会社として2014年に設立された。
ドイツポストDHLグループが最近行った「2050年までに物流関連のすべてのCO2排出量をゼロにする」という発表に沿って、DHLイーコマースは、ベトナム国内での配達業務に電動オートバイを導入し始めている。