2017.05.10
【米国】UPS、荷物誤積載防ぐビーコン技術を配達車両等に導入
UPSは、荷物の誤積載を防ぐために米国内で小包配達に使っている車両に電子ビーコンを搭載することを発表。
これは、荷物を間違って積み込んだ際、作業員に通知するもので、年内に配達車両の47%に搭載される予定。スキャナがこの信号を受信することで、荷物が間違った車両に積み込まれた場合、警告を出す。
UPSは、この技術を導入することで荷物の誤積載を70%削減し、時間や経費の無駄を防ぐことが可能になるとしている。
(UPS 2017年4月17日等)
(ひと言)
UPSは、1日にどれだけの誤積載が発生しているかは明らかにしていないが、同社が米国内で1日に扱う小包、文書類は約1,600万件に及び、国際配送されるものは1日300万~400万件に達する。
UPSは、ビーコンをこのような形で利用することの特許を申請しており、その技術が他の配送業者や正確な位置情報ベースのサービスを必要とする業界でも役に立つはずとしている。