2017.02.27
郵便局会社、全ての英大手銀行との銀行サービスの提供で提携合意
郵便局会社は2017年1月、英大手銀行全てと銀行サービスの提供で提携したと発表した。これは、全国1万1,600支店におよぶ郵便局支店ネットワークを活かした大規模な提携合意であり、国内銀行の一般利用者の99％と、ビジネス顧客の75％が、日々の基本的な銀行サービスを、郵便局を通して利用することが可能になった。
今回の合意により、これまで郵便局会社が国内の銀行と個々に結んでいた提携が統合され、統一された現金および小切手サービスが提供されることになった。
新サービスは、事実上、国内の全ての銀行の顧客に提供されることになり、カードを通した手続きは、リアルタイムの入金・出金が行われる。
（Post Office Ltd 2017年1月24日等）
（ひと言）
郵便局会社は2016年、1億1,000万件の金融サービス手続きを行っており、前年比6％増だった。新しい提携合意では、支店の営業日も拡充されることになっており、全国4,000店舗では日曜日も営業が行われることから、今後も取扱件数は増加すると予測されている。
2015年4月に銀行協会と郵便局が、銀行支店の閉鎖に伴い、郵便局を利用できるような協定を政府と結んでいた。これまでは各銀行と郵便局会社との個別折衝であった。