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2017.01.13

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  • イタリア

ポステ・イタリアーネ、資産運用セクターでの成長戦略を発表

 ポステ・イタリアーネが資産運用セクターでの成長戦略を発表した。この戦略は同社の事業計画の根幹の1つであり、資産運用会社アニマ(Anima)との提携を通じて進められる。
 ポステ・イタリアーネとアニマは、ポステ・イタリアーネ傘下の資産運用会社バンコポスタ・フォンディSGR(BancoPosta Fondi SGR)を2017年半ばまでにアニマに譲渡する計画をまとめたと、ポステ・イタリアーネは声明で述べた。この取引の後、ポステ・イタリアーネはアニマへの出資比率を現在の10.3%から24.9%に引き上げる。
(Poste Italiane、Il Sole 24 Ore 2016年12月5日等)

(ひと言)
 2015年4月、ポステ・イタリアーネは、モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(Monte dei Paschi di Siena: MPS)銀行が保有する資産運用管理会社アニマの株式10.3%を2億1,500万ユーロで買収することで合意した。この取引については、ポステ・イタリアーネの唯一の所有者であるイタリア政府がMPS銀行を救済するために裏で糸を引いているとの批判の声が上がったが、同社は、アニマ・ホールディング(Anima Holding)株を取得する目的は戦略的なものであり、経営難のMPS銀行を支援することではないと反論していた。
 同社は、アニマ及び預託貸付公庫(CDP)との共同企業体で2016年11月、ウニクレディト(UniCredit)が所有する米国の資産運用会社パイオニア(Pioneer)の買収に向けた提案書を提出したが、この買収は不調に終わり、ポステ・イタリアーネは今後、パイオニアより小規模な資産運用会社の買収を模索することにしている。