2016.12.21
ポスト・ファイナンス、100万スイス・フランを超える預金に手数料
スイス・ポストの銀行子会社ポスト・ファイナンスは、残高が100万スイス・フランを超える預金に対して手数料を課すことを発表した。
ポスト・ファイナンスは2017年2月から、100万スイス・フラン超の裕福な個人預金口座に対して年間1%の手数料を徴収するという。
中央銀行によるマイナス金利政策に加え、ポスト・ファイナンスでは(自前の)貸付が禁止されているため、有益な投資先の確保が難しくなっており、また、規制強化に伴うコスト増などにより、現状では立ち行かない可能性があると説明している。
(PostFinnance 2016年11月11日等)
(ひと言)
ポスト・ファイナンスは2017年1月からの口座金利の引き下げも同時に発表している。
これまで、ほとんどのスイスの銀行は、通常の個人顧客の口座には手数料を課していないが、一部の銀行は巨額の現金を預けている富裕層に手数料制を導入しているという。