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物流ワールドニュース

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2016.07.29

  • シンガポール

シングポスト、「コーポレートガバナンス・レビュー」の提言の履行を約束

 シンガポール・ポスト(シングポスト)は、最近公表された調査報告書「コーポレートガバナンス・レビュー」の提言を今後3か月以内に“十分に履行”すると発表した。
 同社は6月、コーポレートガバナンス(企業統治)の強化に向けて、取締役を対象とする行動・倫理規範の導入を発表した。行動・倫理規範は取締役の行動とインテグリティー(誠実性)の基準を高めるのが狙い。
これにより、『取締役会倫理・行動規範(Board Code of Business Conduct and Ethics)』『取締役の利益相反に関する方針(Policy on Directors’ Conflicts of Interest)』『取締役会更新・任期方針(Board Renewal and Tenure Policy)』を採用し、レビューの一部については、すでに対応済みとしている。
(Singaporepost 2016年7月4日等)

(ひと言)
 なお、同社は「在職期間が9年を超える取締役はすべて非独立取締役とみなす」という提言は除いており、取締役の最長任期を9年と定める「取締役会更新・任期方針(Board Renewal and Tenure Policy)」を導入したことを踏まえて除外したとしている。
 このレビューは、コンサルティング会社ハイドリック&ストラグルズ(Heidrick & Struggles)とシンガポールの法律事務所リー・アンド・リー(Lee & Lee)とが、4月から5月半ばにかけてシングポストの取締役と経営陣への聞き取り調査を行うなどの形で実施した。