2016.07.14
TNTエクスプレス、7月4日に上場廃止
TNTエクスプレスは、ポストNLからの分離・上場以来5年を経て、7月4日にアムステルダム証券取引所で上場廃止となる。
フェデックスとTNTは共同で、TNTエクスプレスの普通株式の上場廃止をユーロネクスト・アムステルダム（アムステルダム証券取引所）が承認したと発表。上場廃止日は7月4日、最終取引日はその前営業日の7月1日となった。
フェデックスによるTNT買収の締切後受付期間は6月1日に終了し、この時点でフェデックスが保有するTNTの株式資本は98.45％となった。
フェデックスは今後、第3四半期（2016年7-9月期）中にバイアウト手続とテークオーバー・バイアウト（takeover buy-out）手続との両方またはいずれかを開始し、残りのTNTエクスプレス株を取得して、全株式の保有を目指す。
（FedEx 2016年6月6日等）
（ひと言）
アイルランドに本拠を置くASLアビエーション（ASL Aviation）は、TNTエクスプレスの貨物航空子会社2社を買収する契約を締結した。
EUには「EUで登記する航空会社の49％超を域外の企業が保有することはできず、こうした航空会社はEUの支配下に置かれなければならない」との規定があり、TNTエクスプレスはフェデックスに身売りするにあたり、傘下の2つの航空会社を、この規則に従って売却するとしていた。