2016.03.01
ブラジル・ポスト、今年末までに携帯電話子会社を設立
ブラジル・ポストは、今年末までに移動体通信事業者（MVNO）と提携して携帯電話子会社を設立する計画で、この子会社のサービスを全国の郵便局1万2,000局で提供することにしている。
（Correios 2016年1月26日等）
（ひと言）
当面は個人向けサービスのみを行う予定だが、将来は中小企業向けのサービスも提供する可能性がある。
同社は当初、この計画を2014年に実施しようとしていたが、ポステ・イタリアーネとの提携に失敗したことを受けて延期していた。
ブラジル・ポストとの提携契約への入札に参加する移動体通信事業者は、全国の50％以上で営業している企業でなければならない。
（続報）
2016年5月、ブラジル・ポストはMVNOサービスの提携先事業者に、「サーフ・テレコム（Surf Telecom）」として知られる通信会社EUTVを選定した。EUTVとの契約は今年6月末に調印され、来年1月初めから販売が開始される予定となっている。ブラジル・ポストはSIMカードとトップアップ（料金追加）カードの販売で、来年1年間に1,260万レアル（357万ドル）の売上高を計上するという目標を掲げている。