2016.04.01
DHL、北欧・バルト三国でポスティおよびノルウェー・ポストと提携
DHLは自社の小包配送網を北欧とバルト三国に拡大するため、フィンランドのポスティ、およびノルウェー・ポストの子会社ブリング（Bring）と提携した。DHLはこの提携を、自社の電子商取引関連事業を欧州で拡大する戦略の一環と捉えている。
DHLパーセル（DHL Parcel）、DHLフレイト・スウェーデン（DHL Freight Sweden）、ポスティ、ブリングの4社間の非独占的提携は4月1日に発効し、北欧・バルト三国に特化したB2C（企業-消費者間）小包配送インフラを共同で提供することを目的としている。
（Deusche Post DH 2016年3月10日等）
（ひと言）
北欧地域やバルト三国では、ほかの欧州諸国で行われているような小包の戸口配達は一般的ではない。そのため「小包取扱店・小包受取所の高密度のネットワークは、消費者の利便性を高める」とDHLは強調している。
DHLパーセルはわずか2年で、標準化されたサービスを統一的に提供するネットワークを、欧州の主要な電子商取引市場に構築した。ベネルクス三国、ポーランド、チェコ、スロバキア、オーストリア、スウェーデン、フランスに、来月からデンマーク、ノルウェー、フィンランド、エストニア、ラトビア、リトアニアが加わることで、DHLパーセルが営業する国は、本国ドイツを入れて16か国となる。