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　ポーランド政府がポーランド・ポストに支払った2013～2015年分のユニバーサル郵便サービス補償金はEUの競争規則に適合していると、EUの行政執行機関で、競争の監督も行う欧州委員会（EC）が11月発表した。
　公共サービス補償金に関するEU規則のもとで、企業は、一定水準の公共サービスの提供にかかった追加的費用の補償を受けることができる。これにより、公共サービスの提供に対して政府補助金を支給する国は、企業への過剰な補償を防ぎながら、競争の歪みを最小化できると欧州委員会は言う。
　「ユニバーサル郵便サービスの提供にかかる資金の調達に補償基金の仕組みを利用することを欧州委員会が承認したのは今回が初めてであり、今日（26日）承認されたポーランド方式がEUの政府補助金規則に沿った形で郵便利用者に利益をもたらすことを喜ばしく思う」と、同委員会のマルグレーテ・ヴェスタ競争政策担当委員は述べた。
（EU 2015年11月26日等）

（ひと言）
　欧州委員会は今回のポーランドの事例で、ポーランド・ポストへの補助金は公共サービスの使命を果たすための費用の限度を超えておらず、したがって競争を妨害するものではないと結論づけた。