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　欧州委員会 (EC) は5月、欧州連合（EU）全域での電子商取引を促進する対策案を発表した。
　このプランは、次の3項目を骨子とするもの。
　1) ジオブロッキングへの対応
　2) 国境を越える国際小包をより安価に、より効率性を高める
　3) 消費者保護策の改善と執行による顧客の信頼構築促進
　ECは公式サイトに掲載した声明で、今回提案した規制案は料金の透明性を向上し、国境間の小包配送に対する監督体制を強化することで、消費者や小売販売業者が手頃な料金の配送サービスや簡便な返送オプションを利用できるようになるとしている。
　今回の提案は、国境を越える小包配達サービスの品質と利便性を向上するために郵便事業体によって講じられている自主規制の取組みを補完するものとしている。
（EU 2016年5月25日等）

（ひと言）
　欧州委員会（EC）は、2015年に発表した「デジタル単一市場（Single Digital Market）」戦略で、国際配送価格の高さが中小企業の国際電子商取引の拡大を阻む主要因であることを突き止め、今年3月に「デジタル単一市場」規制を5月に導入し、国際小包配送価格を中小企業や消費者にとって妥当なものにすることを目指すとしていた。