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物流ワールドニュース

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海外主要国及び国際機関等における物流・郵便事業に関する最新の情報を定期的にホームページに掲載していきます。

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2015.11.18

  • 英国

ビジネス・イノベーション・技能省(BIS)、ロイヤルメールの全株売却完了を発表

 ビジネス・イノベーション・技能省(BIS)は、第3回目のロイヤルメール株式売却により、政府が保有していた14%の同社株のうち13%を1株当たり4.55ポンドで売却し、売却額は5.91億ポンドに上ったと発表した(1%は職員無償割り当て分)。3度にわたる売却合計額は33億ポンドとなる。
 ジャビドBIS大臣は、ロイヤルメールの全株売却という公約を完了することにより、歴史上初めて、ロイヤルメールが完全に職員と民間投資家が保有する組織となり、民間投資によるサービス改善をはじめ、将来的な国債の債務完済等、顧客や納税者にとって好ましい方向に進行すると語った。
(BIS 2015年10月13日等)

(ひと言)
 政府は2013年10月、ロイヤルメールの株売却を開始し、同社株の60%を1株当たり3.3ポンドの公開価格で売却するとともに、10%に当たる株をロイヤルメール職員の「ロイヤルメール・シェア・インセンティブプラン」に無償で割り当てた。続いて2015年6月には、第2回となる株売却を実施し、残りの株の半分に当たる15%を1株当たり5ポンドで売却するとともに、1%を職員に無償で割り当て、9月17日に割当てが完了していた。今回の売却でも残った1%の株がロイヤルメール職員に無償で割り当てられ、職員への無償割り当ては政府が保有していた全株の12%に上っている。