2015.04.14
【デンマーク】デンマーク・ポスト、小包置き場所指定サービスを拡大
デンマーク・ポストは小包の置き場所指定サービス「Modtagerflex（flexible receiver: 高融通性受取サービス）」を、集合住宅の住民100万人にも提供する。
このサービスは、受取人が不在時の小包の置き場所を指定できるもので、集合住宅の住民は、自転車置き場や中庭などを指定することができる。
指定場所に小包が配達されると、受取人に配達完了通知が送られる。
デンマーク・ポストによれば、国内の一戸建て住宅の4軒に1軒はModtagerflexの利用登録を済ませているという。同社はこのサービスを法人向けに提供する準備もしている。
（Post Denmark 2015年3月4日等）
（ひと言）
ネット通販小包を受け取りやすくするこのサービスは、2010年から一戸建て住宅の住民に提供されている。配達時に顧客が不在の場合、車庫や物置などに小包を置いていくもので、配達員は小包の置き場所を知らせるメモを顧客の郵便受箱に入れることを義務付けられるが、配達場所から小包が紛失しても、デンマーク・ポストは賠償責任を負わない。利用者は、不在時に別の住所に配達してもらうこともでき、配達場所の選択肢を10か所まで登録することができる。