2015.07.03
【中国】国家発展・改革委員会と国家郵政局、「一部郵政業務料金の自由化問題に関する通知」を公表
国家発展・改革委員会と国家郵政局は6月1日、「一部郵政業務料金の自由化問題に関する通知」を公表した。資源配分における市場の決定的な役割を生かすとともに、郵政業の発展を促進するため、一部の国内郵政業務料金を自由化することを決定し、6月1日から発効する。
（国家発展・改革委員会 2015年6月1日等）
（ひと言）
具体的には、①国内EMSの料金、葉書の郵送料金、印刷物の郵送料金、1件10kg以下の小包（1リットル当たりの重量は167g以下の小包）等の料金を政府決定価格から市場調節価格に変更し、中国郵政が市場の需給や競争状況を踏まえて自主的に料金構造、料金水準、課金方式を確定することができる。②中国郵政は、合法・公平・信頼といった原則に従って、内部管理を強化し、サービス品質の向上や経営コストの低下を図る。③中国郵政は、市場調節価格に適用する郵政業務の料金項目・水準を策定／変更する30日前に、社会に向けて公示するとともに、国家発展・改革委員会と国家郵政局に対してそれを通知する。④中国郵政は、営業所の目立つ位置や検索しやすい形で料金項目・水準を表示し、社会からの監督を受けることとしている。