物流ワールドニュース

　ノルウェー・ポストが、競争力を強化し顧客指向を追求するため、10月1日から会社組織構造を一新すると発表した。
　こうした構造改革の一環として、同社は、通販市場の急成長に対応するための通販事業部門を新設する。
（Norway Post 2012年9月4日等）

（ひと言）
　サービス面でも、様々な事業体が通販市場に焦点をあてた新施策を打ち出している。
　DHLグローバル・メール（DHL Global Mail）は、欧州全域のネット通販業者向けに、新しい国際返送サービス「DHLイージー・リターン（DHL Easy Return）」を開始した。これは、31.5キログラムまでの品物を欧州全域共通の簡単な手続きで返送できるようにするサービス。
　シンガポール・ポスト（シングポスト）は、2013年初めに24時間いつでも小包を受け取ることができる宅配ボックスを試験導入する。同社CEOは、電子商取引（EC）の人気が国内で高まっていることも、宅配ボックスの需要を支えると予想している。
　また、ニュージーランド・ポストも、同国の消費者が米国のネットショップで注文した品物を米国内の住所に届けさせ、そこからニュージーランド国内の消費者の自宅に転送するサービスを開始した。