[HTML]
H1

物流ワールドニュース

コンテンツ

海外主要国及び国際機関等における物流・郵便事業に関する最新の情報を定期的にホームページに掲載していきます。

お知らせカテゴリー表示
国名等選択
お知らせ年度表示
掲載年選択
お知らせ表示

2013.11.01

  • 英国

【英国】ロイヤルメール、ロンドン証券取引所へ上場

 ロイヤルメールは10月11日、ロンドン証券取引所へ株式を上場した。
同社の株式は、上場に先立ち、もし上場が行われなければ取引が解消されるとの条件の下、主に機関投資家により売買が行われていた。
(1)公開価格:1株当たり3.3ポンド。全株式10億株の時価総額換算で33億ポンド。投資家の人気を反映し、政府が設定したIPO仮条件の上限値となった。
(2)売却株式数:投資家へ売却された株式は、全株式の52.2%。需要が大きければ、更に全株式の最大7.8%が市場で売却される可能性がある。また、ロイヤルメールの従業員に対しては、全株式の10%を無償で割り当て。
(3)投資家への割当:機関投資家と個人投資家への株式割当の比率は67対33。IPOに対する機関投資家からの申込は割当額の20倍超、個人投資家からの申込は約7倍であった。個人投資家に関して、申込額1万ポンド以下の者には一律227株を割当て、申込額1万ポンド超の者には割当てなしとして、大口の個人投資家を排除した。
(4)取引状況:上場に先立つグレーマーケットで取引が行われ、初値は1株4.5ポンド。
(ビジネス・技術革新・技能省 2013年10月11日、Royal Mail 2013年10月15日等)

(ひと言)
 ロイヤルメールの株式公開を受けて、野党労働党及び労働組合、政府の設定した公開価格が安すぎると批判。これに対し、ビジネス・技術革新・技能省(BIS)のケーブル大臣は、IPO実施にあたり、納税者の利益確保は主要目的の1つであり、目的達成の有無は中期的に判断されるべきと説明した。
 英ヘッジファンドのチルドレン・インベストメント・ファンドが、ロイヤルメール株式の5.8%を取得した。