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物流ワールドニュース

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海外主要国及び国際機関等における物流・郵便事業に関する最新の情報を定期的にホームページに掲載していきます。

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2011.12.05

  • ドイツ

【ドイツ】小包配送業界団体BdKEP、ヘルメスの低価格戦略を非難

 ドイツの小包配送業界団体で、主に中規模の急送便会社が加盟する郵便・急送便事業者連盟(BdKEP)が11月1日、同連盟に加盟していないヘルメス・ロジスティクス・グループ(Hermes Logisitics Group)の低価格戦略を非難した。
 BdKEPは、ヘルメスが1日に一律料金の『パックヒェン(Packchen)』を発売したことを非難し、小包配送業務の下請け業者への委託が増えている今、ヘルメスの行為は業界全体の給与水準を低下させる恐れがある。小包配送は労働集約型の業務であり、自動化できる部分は多くない。そのため、価格の引き下げのしわ寄せは直接、労働者に行くことになると訴えた。
 こうした主張に対し、戸口配達を下請け業者420社に委託しているヘルメスは2日、新発売したパックヒェンは『消費者間(C2C)配送』という、これまでほぼDHLの独占状態にあった分野のサービスであり、新しいサービス水準と価格を設定することで、顧客の注目を引く必要があったと説明した。
(BdKEP 2011年11月2日等)

(ひと言)
ヘルメスは、DHLは8月に2キログラムの小包の料金を15%引き下げて1ユーロとしているのに、BdKEPがDHLを批判しないのは矛盾しているとも指摘している。