2013.03.04
【世界】国際返品サービスの開発に取り組むUPU
UPUは、外国のウェブサイトで購入した品物が不要になった顧客のための国際返品サービスの開発に取り組んでいる。国際電子商取引を発展させるためには、こうしたシステムが不可欠だとしている。
このプロジェクトは、2012年10月にカタールのドーハで開催されたUPU大会議で、新しい国際返品サービスの基礎となる透明性の高い会計システムを開発する計画が承認されたことを受けて実施される。
新しい返品システムは、返送小包の航空輸送料金の支払、返送品取集用郵便料金の支払、および国境通過時の通関手続に関して合意されたシステムになると見られる。
（UPU 2013年1月25日等）
（ひと言）
UPUによれば、2011年には5,800万個の国際小包が（UPU加盟国の）指定郵便事業者によって送達された。こうした小包は、2006年以来、年5.3％ずつ増えており、この動きは今後も続くと予想されている。
UPUは、国際電子商取引の成長を促し、郵便事業体がこの市場で事業を拡大できるようにするためには、返品サービスが不可欠としている。