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物流ワールドニュース

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2015.01.07

  • オーストラリア

【オーストラリア】トール、路線転換で複数のアジア事業を売却

 オーストラリアの急送便・運送会社トール・グループ(Toll Group)は、数年前からのアジア事業拡大路線を転換し、トール・グローバル・エクスプレス・アジア(Toll Global Express Asia)など複数の“非中核”事業を売却しようとしている。
 同社は一連の事業売却により、約1億オーストラリア・ドルを調達できると予測している。
(Toll 2014年11月25日等)

(ひと言)
 トール・グローバル・エクスプレス・アジアは、トールが2010年にカンタス航空から買収したDPEXグループ(DPEX Group)を継承した急送便会社で、シンガポールに本拠を置き、中国や香港などの市場で営業している。
 トールはこのほか、2009年から保有する自動車セクター向け混載輸送(LTL)会社BICインディア(BIC India)の株式40%も売却することにしている。
 また、トール・ダナタ・エアポート・サービシズ(Toll dnata Airport Services: TdAS)の50%を合弁相手のダナタ(danata)へ売却、トール・マリン・ロジスティクス・ノーザン・オーストラリアン(Toll Marine Logistics Northern Australian)の海上貨物輸送事業の条件つき売却、トール・マリン・ロジスティクス・アジア(Toll Marine Logistics Asia)の廃業と同事業の全資産の売却なども発表した。