2015.01.07
【英国】ロイヤルメール、3Dプリントサービスをロンドンの配達局でトライアル
ロイヤルメールは、3Dプリンター専門企業iMakrと提携し、3Dプリンターを用いた新サービスのトライアルを開始すると発表した。
顧客は、3Dプリント対応商品をロイヤルメールのウェブサイト「royalmail.com/3d」あるいは「MyMiniFactory.com」から購入することができ、プリントされた商品はロイヤルメールが郵送する。
3Dプリントの大半は、大企業による見本作成などで、一般消費者が利用し始めるのは更に5‐10年かかると考えられている。ロイヤルメールは、3Dプリンターは個人や小企業が所有するにはあまりにも高額であるため、顧客の利用ニーズを拾い上げるために、既存のオンラインサービスと郵送ネットワークを組み合わせ、導入することとしたと説明している。
(Royal Mail 2014年12月8日等)
(ひと言)
2013年12月には、仏ラ・ポストが3Dプリンター出力サービスの提供を試みた(半年間)。この実験的サービスは、顧客に3D印刷技術に親しんでもらうことを目的としており、顧客は自分で3Dファイルをデザインしたり、カタログに載っているスマートフォンケースや名刺入れ、宝飾品などを特別仕様で注文したりするもの。
また、2014年の米USPSの監察長官 (IG)白書では、3Dプリント技術が年4億8500万ドルの追加収入をUSPSにもたらし得るという予想が述べられている。