2014.07.31
【米国】USPS監察長官(IG)白書、3Dプリント技術がUSPSに年4億8500万ドルの
追加収入もたらし得ると予想
USPS監察長官 (IG) の最新白書は、3Dプリント技術が年4億8,500万ドルの追加収入をUSPSにもたらす可能性があるとしている。
IGは、USPSがこの追加収入を実現するためには、現行の配達網を維持し、変化する消費者のニーズに歩調を合わせていく必要があるとし、3Dプリンタが一般にまで普及する状況になれば、今度はそれだけ素材を配達する機会も増えるはずとしている。
(USPS IG 2014年7月7日等)
(ひと言)
IG白書は、将来3Dプリント技術が顧客に近い場所で必要とされる製品を製造する3Dプリント事業に発展し、1か所で製造された大量の製品を長距離貨物として運ぶ現在の形に取って代わると予想。USPSの配達網は、近くで製造されたものを顧客の元にまで運ぶラストマイル部を担当できるとしており、3Dプリントの普及が短距離を運ばれる単品荷物の増加につながり、これが燃料消費や大気汚染を削減することにもなるだろうとする。