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物流ワールドニュース

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海外主要国及び国際機関等における物流・郵便事業に関する最新の情報を定期的にホームページに掲載していきます。

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2014.06.04

  • ドイツ

【ドイツ】DHLパーセル・ドイツ、住宅用小包受取・差出箱の全国的導入を決定

 DHLパーセル・ドイツ(DHL Parcel Germany)は新たに開発した住宅用小包受取・差出箱「DHLパケットカステン(DHL Paketkasten)」を国内の希望者の住宅に設置し、郵便受箱と同様の方法で小包を住宅に配達することにした。
 DHLパーセルはパケットカステンの主な利用者として、玄関ドア前に箱を置ける戸建住宅を想定している。しかし集合住宅でも、配達員が簡単に立ち入れる設置場所があればこの箱を利用できる。
 パケットカステンは施錠されて盗難から守られ、小包の受け取りのほか返却にも利用できる。また、料金支払済みの小包をこの箱に入れて差し出すこともできる。
 パケットカステンには様々なサイズ・デザイン・色・設置方法がある。基本モデルの箱の価格は99ユーロだが、パケットカステンの購入を当面は望まない顧客には、月々1.99ユーロ(最低料金)で箱を賃借するプランも用意されている。
(Deutsche Post DHL 2014年5月12日等)

(ひと言)
 「DHLパケットカステン(DHL Paketkasten)」について、競合他社の加盟するドイツ国際急送サービス協会(Bundesverband Internationaler Express- und Kurierdienste e.V.:BIEK)は「このシステムをDHLが独占的に利用することは、同社の優越的な地位の乱用に当たる」として、DHL以外の会社もこの箱を利用できるようにするべきだと主張している。