2014.06.04
【英国】郵便局会社、「コミュニティ支店基金」でコミュニティ・バンキングを提案
郵便局会社は、過疎地域における郵便局の活性化を目的とした基金「コミュニティ支店基金」の活用方法として、コミュニティ・バンキングを挙げ、委託郵便局長に対し積極的な申請を呼びかけている。
同基金は農村における過疎化が進む中、コミュニティに最後に残った唯一の店舗である「郵便局支店」の長期的に安定したビジネス運営を実現させるため、小規模コミュニティだけに特化させた郵便局の近代化支援資金。昨年、ビジネス・技術革新・技能省が全国の3,400支店を対象に2,000万ポンド(約34.5億円)の投資を決定したもの。
(Post Office 2014年5月8日等)
(ひと言)
政府は2015年から2018年までの3年間で6.4億ポンド(約1,066億円)を投資して全国1万1,500局の支店を近代化する予定であるが、コミュニティ支店基金はその一環として実施される。
この基金の助成を受けるには、対象となる委託郵便局の支店長は、長期的なビジネスの成長と顧客への利益還元のアイデアを提出する必要がある。