2012.12.04
【スイス】DPD、新郵便規則の下で配送時間を短縮
スイスで市場の競争力強化を狙った新郵便規則が発効し、今年10月から夜間輸送が解禁されたため、DPDは同国での配送時間を短縮した。
この新規則の下で、民間小包配送業者は夜間長距離輸送を行うことができるようになったため、午前中の早い時間に配達ができるようになった。
夜間輸送が解禁になったことで、DPDは、より柔軟にデポ（配送拠点）への配送ができるようになり、スイス・ポストと同水準のサービスを提供できるようになる。
（スイス連邦2012年郵便規則等）
（ひと言）
DPD：仏ラ・ポストの海外小包子会社。欧州第2位の小包エクスプレス事業者（第1位はDHL）。
2012年郵便規則（Postverordnung：VPG）：2012年8月29日成立。2012年10月1日発効。
民間小包配送業者は何年も前から、業界団体「KEP&メール（KEP&Mail）」を中心に、スイス郵便市場の競争の平等化を求めて運動してきた。
以前の郵便法は、民間小包配送業者が午後10時から翌日午前5時までのトラック配送サービスを行うことを禁じていた。