物流ワールドニュース

　国家発展・改革委員会は8月、中国の物流業全体の水準がまだ低く、国民経済発展を制限するボトルネックにとなっているとして、物流業の投資環境を更に改善し、民間資本を誘引するため、「現代物流重大プロジェクトの加速実施に関する通知」を発表した。
（国家発展・改革委員会 2015年8月13日）

（ひと言）
　目標として、①2020年までに全国の主要物流拠点及びインフラにおいて、配置・技術・効率・環境・セキュリティの面で優れた物流サービス体系を構築していく、②物流の専門化を更に向上させる。物流業の付加価値を年平均増加率約8％、GDPに占める物流業付加価値の割合を約7.5％、物流アウトソーシングの割合を現在の約60％から約70％に到達させる、③物流全体の運行効率を著しく向上させる。一方、2020年までにGDPに占める全社会物流総費用の割合は現在の16.6％より1ポイント引き下げるとしている。