2015.02.19
【ノルウェー】ノルウェー郵便労組、EU第3次郵便指令の国内法化案に強く抵抗
ノルウェーの郵便労組ポストコム（Postkom）は「第3次郵便指令に従って郵便サービス市場を自由化した多くのEU加盟国では、郵便サービスの改善や費用効率向上が実現していない」と訴えている。
ノルウェー政府の新郵便法案には、ノルウェー・ポストの独占領域や全国一律料金の撤廃が含まれている。
「全国一律料金が撤廃されれば、大都市以外の地域では郵便料金が大幅に値上げされるか、さもなければ、政府がコスト増分を負担しなければならなくなる」とポストコムは主張している。
（Postkom 2015年1月14日等）
（ひと言）
ノルウェー政府が計画どおりEU第3次郵便指令を国内法化すれば、ノルウェー・ポストの独占領域（50 g未満の宛名付き書状配達）は撤廃される。
政府はこの独占廃止を、土曜郵便配達サービスの廃止とともに新しい「郵便サービス法（Postal Service Act）」に盛り込みたい考えを示している。