2014.04.30
【ドイツ】ドイツポスト「2020年戦略」を発表
2014年4月2日、ドイツポストDHLは新たな中期戦略を発表した。同グループは、この「2020年戦略：焦点、接続、成長（Focus, Connect, Grow）」で、「2015年戦略」の成功を継承し、展開の次の段階を明確にしている。
＜「2020年戦略」の要旨＞
◆3本柱戦略：中核的な強みに集中し、品質のリーダーシップを伸ばし、新たな成長分野での機会を捕捉する。
（1）焦点：さらに利益率を増加させることを目標に、既存の強みに集中する。
（2）接続：品質のリーダーシップを伸ばし、顧客に堅実でトップのサービスを提供するために、組織内の接続をさらに体系的に向上させる。
（3）成長：市場の平均を上回る成長を続けるために、新しい市場機会を活用する。
◆グループの目標は2020年までの年間平均EBIT8％の増加。
◆有機的な拡大、新興国市場や電子商取引関連の物流を重視。
（Deutsche Post DHL 2014年4月2日等）
（ひと言）
ドイツポストDHLは、現在の郵便部門、エクスプレス部門、フォワーディング/フレイト部門、サプライチェーン部門から成る4部門制はそのまま維持するものの、郵便分野は「PeP部門（郵便-eコマース-小包：post-eCommerce-Parcel）」という名称に変更する。