2014.10.30
【ベルギー】ビーポスト、国際事業をランドマーク・グローバルに統合
ビーポストは国際事業を再編し、新たに「ランドマーク・グローバル(Landmark Global)」ブランドのもとで、電子商取引配送業界の世界的リーダーを目指してDHLやアセンディア(Asendia)などの大手と競争する。
米国に本拠を置き、ビーポストが株式の過半数を保有するランドマーク・グローバルは今後、「ランドマーク・グローバル・ア・ビーポスト・カンパニー(Landmark Global, a bpost company)」のブランド名で、ビーポスト・グループの国際小包・郵便事業を担当する。同事業はこれまで、ビーポスト・グループの国際事業部門「ビーポスト・インターナショナル(bpost international)」が担当してきた。
ランドマーク・グローバルは、現在のビーポスト・インターナショナルの子会社 ― 米国、カナダ、英国(ロンドン)、ベルギー(ブリュッセル)、オランダ(フローニンゲン)、中国(北京・上海・広州)、香港、シンガポール、オーストラリア(シドニー)の12施設を含む ― を統合する。
(bpost 2014年10月22日等)
(ひと言)
今回の事業再編の背景には、ビーポストの小包・国際事業を率いてきたペーター・ソーメルス氏が、将来の組織編制をめぐる意見の相違により、7月に同社を去ったことがあった。
新組織はランドマーク・グローバルのデーブ・メイズCEOが率いる。
メイズ氏はカナダの急送便会社ピューロレーター(Purolator)の元重役で、2005年にランドマーク・グローバルを設立し、米国に本拠を置く顧客に国際B2C(企業-消費者間)小包配送サービスを提供してきた。
ビーポストは2013年初め、北米などでの国際事業を拡大する目的で、ランドマーク・グローバルの株式の51%を取得した。