物流ワールドニュース

　UPSの子会社でサプライチェーン金融・保険・支払サービスを提供するUPSキャピタルは、G4Sインターナショナル・ロジスティクス (G4Si) の事業部門であるインシュアド・パーセル・サービセズ (IPS) の買収を発表。
　UPSキャピタルによると、IPSの顧客は今後、UPSキャピタルとパーセル・プロ（UPSキャピタルが6月に買収）が提供するモバイル・アプリ、API、リスク管理ウェブツールといったテクノロジーをはじめとする全ての機能を利用可能になり、荷物1件当たりにつき米国では15万ドルまで、選定された一部の国では10万ドルまで保険でカバーされるようになるという。
（UPS 2015年7月16日等）

（ひと言）
　UPSキャピタルは、6月に高価値な宝石・時計・蒐集品業界向けのロジスティクス・サービスを提供するパーセル・プロを買収したばかりだが、今回の買収で、さらに高価値な荷物の配送事業を拡大することになる。
　UPSキャピタルは、「G4Si IPSとパーセル・プロはいずれもUPSキャピタル、UPSが力を入れる高価値な宝石の安全な輸送を提供する業者だ」と述べ、これらの買収が、高価値な荷物を発送する顧客に拡大されたサプライチェーン・リスク軽減能力を提供し、英国、ドイツ、タイ、アラブ首長国連邦（UAE）、香港を含む世界各国のサービスを拡張していくものだとしている。