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物流ワールドニュース

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海外主要国及び国際機関等における物流・郵便事業に関する最新の情報を定期的にホームページに掲載していきます。

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2015.08.04

  • ドイツ

ドイツポスト、ストライキが終結

 ドイツポストとヴェルディ(Verdi: ドイツ統一サービス産業労組)は7月5日、賃金と労働条件で合意に達し、郵便ストライキは終結した。
 ドイツポストは郵便労働者に対して2016年と2017年に賃上げを行うほか、今年中に400ユーロの一時金を支給することに同意した。
 一方でヴェルディは、ドイツポストが既存の従業員と労働条件の異なる従業員を1万人雇用して新しい小包配達事業計画を進めることを認めた。
 ドイツポストは今回の合意を「当社の従業員に安全と将来を約束し、会社の成長をも可能にする完璧なパッケージ」と説明した。
(Deutsche Post 2015年7月5日等)

(ひと言)
 2015年3月、従業員の勤務時間を巡る労使交渉が、ドイツポストとヴェルディとの間で始まり、その一方で、ドイツポストは、低賃金で配達請負人を雇う配達会社設立を計画。ドイツポストの「郵便・小包配達サービスの人件費はヘルメスやDPD、GLSなどの競合他社の2倍にのぼる」との主張をきっかけに、21年ぶりとなる大規模ストライキが起きる可能性が高まった。
ヴェルディは4月1日からストライキに入るよう同社従業員に呼びかけ。6月8日にはドイツポストで「段階的な無期限ストライキ」を開始し、ストライキが拡大していた。
なお、ドイツポストのフランク・アペルCEOは7月10日、一連の郵便ストライキが同社の売上に影響を及ぼしたことを認めた。