物流ワールドニュース

　ニュージーランド・ポスト・グループの2012-13年度通期（2012年7月1日～2013年6月30日）の税引後純利益（NPAT）は1億2,100万ドルで、前年の1億7,000万ドルを下回った。前年と同様、2012-13年度のNPATには、いくつかの一時的な非経常項目が影響を及ぼした。
　この期間、NPATは前年より減少したが、営業利益は前年の8,000万ドルを41％上回り1億1,100万ドルとなった。
　営業損益の改善は、金融サービス事業（キウィバンク）の堅調な業績と、急送便事業の成長とに支えられて進んだ。しかし、郵便事業では物数減少が加速しており、サービス提供方法の根本的な変更の必要性が浮き彫りになっている。
（New Zealand Post 2013年8月27日等）

（ひと言）
　2012-13年度の業績は、エクスプレス・クーリエズ・リミテッド（Express Couriers Limited: ECL）の再完全子会社化後1年目だったことによる影響も受けた。「クーリエポスト（CourierPost）」と「ペース（Pace）」の2つのサービスを行うECLは、非常に厳しい競争環境ながら1,700万ドルの税引後利益を計上した。