2011.05.31
【米国】USPS、「Forever」料金を定額制プライオリティメールの一部にも拡大
米国郵便庁USPSは、「Forever」切手のシンプルさを他の郵便種類にも拡大。プライオリティメール定額パッケージングの一部にも、将来の料金値上げに関係なく現在の料金額を維持する「Prepaid Forever Priority Mail Flat Rate packaging」を提供開始すると発表した。
この新サービスは、USPSのパッケージ発送サービスを利用しやすくするとともに、パッケージ発送市場におけるUSPSのシェアを拡大することを目的にしたもの。
国内発送市場では現時点で唯一のプリペイド定額サービスとなり、封筒・梱包箱3、5、10、25パックのいずれかをオンラインで注文を受け付ける。
同サービスで提供されるのは、定額封筒、リーガル・サイズ定額封筒、梱包財入り定額封筒 (いずれも1件4ドル95セント)、定額小箱 (5ドル20セント)、定額中箱 (デザインに2種類あり。10ドル95セント)、定額大箱 (14ドル95セント) となり、いずれも重量は70ポンドが上限となる。
全ての種類に料金支払い済みの宛先ラベルと配達証明サービスが含まれており、配達時の署名確認、保険などの追加サービスも発送時に利用することができる。
（USPS News Link 2011年5月9日等）
（ひと言）
「Forever」切手：永久保証切手。額面が記載されていないため、郵便料金が値上げされても追加料金を支払わずに差し出せる切手であり、米国では2007年から、1オンス以下の書状用の切手帳が販売されている。