2013.08.30
【オランダ】ポストNL、TNT株価下落などの影響で2013年上半期は赤字転落
ポストNLの上半期(2013年1~6月)の収入は0.5%減の20億9,600万ユーロだった一方で、この期間の損益は、前年同期の6億5,500万ユーロの黒字から4億700万ユーロの赤字に転落した。
この赤字の主な原因は、ポストNLが保有するTNTエクスプレスの株式持分29%の価値が下落したことだった。しかし、TNTの影響を除いても、今年上半期の利益は63%減の3,700万ユーロにとどまっている。
(PostNL 2013年8月5日等)
(ひと言)
ポストNLは、今後を見据えて、8月から国内の郵便料金を値上げした。郵便制度改革が実現して、2014年初めから月曜の配達と日曜の取集とが廃止されることに、同社は期待している。
2015年までに実施される見通しの計画には、国内の郵便差出箱と郵便局との削減、およびユニバーサルサービス資金調達の新しい仕組みが盛られると見られている。
これらの提案はすでに下院で承認されており、今年9月以降に上院で承認される見通しとなっている。